先日お料理本を数冊処分した。

最近、それ以外の本も処分したいと思っているのだが、なかなか重い腰が上がらない。
そこで今日は、少し前に処分した食器類を紹介する。
タッパーウェア
なんの変哲もないただのタッパーウェア。
でもなかなか処分に踏み切れなかった。
その理由は、自分で買ったものではなく、親からもらったものだから。
私は梅干しを切らさないようにしている。
一番好きなのは梅と赤紫蘇と塩だけで出来ているもの。
他界した祖母が作る梅干しが、そういうシンプルな材料で出来ていたので、はちみつや鰹節が入ったようなものあまり好まない。
しかし、そういうシンプルな原材料でできた梅干しは、なかなかいいお値段がする。
そこで以前、実家の親に頼んで、地元の市(いち)で売られている梅干しを送ってもらったことがあった。
市(いち)には、地元のお母さんやおばあちゃんが作るシンプルな昔ながらの梅干しが売りに出ていることがあり、値段も高くない。
そのときにこのタッパーに入れて梅干しが届いたのだ。
梅干しが食べ終わってしまうと、普段はガラスのタッパーを使っているのでこの容器の使い道がない。
実家に持ち帰ろうかとも考えたが、家にも充分すぎるほどのタッパーがあることも知っている(実家のものの多さは私の家の比ではない)。
ただ、親からもらったものだと思うとなんとなく捨てづらく何年も経ってしまった。
親からすれば、そんなタッパーのことなど多分忘れているだろう。
変な言い方だが、勝手に親の呪いのようなものを感じているだけなのだろう。
もしかしていつか使うかもと思っていたけれど、結局そんな機会もなかったので、今回思い切って処分する。
ガラス製の小さい器
わたしはガラス製品が好きで、きれいな器を見つけるとすぐほしくなってしまう。
今でこそ、衝動買いはしなくなったつもりだが。
この器は、ガラスがくっきりと透明で丸いふちの飾りもかわいく、お気に入りだった。
とは言え、直径6cmほどの小さいものなので、あまり使い道がない。
たまにヨーグルトなどよそってみても、少ししか入らず、物足りない。
それでも野菜スティックなどを食べるとき、マヨネーズやスイートチリソースなどを入れてそれなりに使ったつもりだ。
しかし、この器はふちの飾り部分がかわいいだけに、私のような大ざっぱなものには手入れが難しい。
洗ったあときちんと拭かなかったせいで、ふち飾りのボールとボールの間に水のカルキ成分がつき、輝きを失ってしまった。
そもそも、洗い物はなるべく小さく、少なくしたい私。
マヨネーズ類はお皿に野菜と一緒に盛りつけることも多くなり、次第に食器棚の片隅に追いやられてしまった。
今後は、丁寧に洗ったり拭いたりしなければいけないものは買わないようにするいい教訓になったということで、処分することにした。
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