神戸に旅行に行くことにした。一番の目的は横尾忠則現代美術館で、ついでに王子動物園や異人館にも行く予定を立てた。旅行は楽しみなのだが、小さな不安があった。いままで、異人館と私の相性がよくなかったことだ。
異人館の過去の思い出
高校の修学旅行
1度目は高校の修学旅行でのこと。乗り物に酔いやすい私は、朝、酔い止めの薬をのんだ。その薬が私には強かったらしく、その日の午前中から夕方くらいまでの記憶がなくなってしまった。
実際には友人たちと異人館を巡ったらしいのだが、私の記憶には一切残っていない。ともだちに聞いたところ、ある異人館でレンタルドレスを来て写真撮影ができるサービスがあった。私はなぜかドレスを着るのを頑なに拒否していたらしい。
普通の意識のときだったら、喜んでドレスを着ているはずなのに、すごく残念。
さらにその日、ネックレスも買っていたよと聞き、持ち物を調べてみたら、趣味じゃないネックレスを買っていて驚いた。
それ以来、恐ろしくてその酔い止めの薬はのんでいない。
20代前半の旅行
2度目の異人館の思い出といえば、20代前半の頃、友人と2人で旅行にいったときのこと。
旅行の最終日に、異人館めぐりをして帰る予定になっていて、最終日前夜は神戸のとあるホテルに泊まった。そのホテルの冷房が強烈で、寒さに弱い私はすっかり体調を崩してしまった(友人は全然平気だった)。
最終日の朝、異人館に向かう前に駅のトイレに寄ったのだが、お腹を下していてトイレから出られなくなってしまった。いつお腹の調子が戻るかわからない感じだったので、残念だけど異人館は友人1人だけで行ってもらうことにした。
結局、トイレから出られたのは1時間以上経ってからだったと思う。ようやく駅のトイレから出て、外で座って休んでいたら、まもなく友人が異人館観光を終えて帰ってきた。その後、新幹線で帰宅したのだが、それから何日かお腹の調子が悪い日が続いた。
旅行直前の出来事
スニーカーが破れる
1度は行ったものの、まともな神経のときではなく、しかも記憶がない。2回目は行くこともできなかった異人館。前世でなにか因縁でもあって相性が悪いのか、それともただの偶然か、今回は3回目の挑戦だ。
今回こそは!と思っていたら、旅行の5日前に、履いて行く予定のスニーカーが破れてしまった。内側の生地が破れて、中の硬い芯のようなものが表面に出てきて、足に当たると痛い。
今回の旅行はかなり歩く予定なので、スニーカーで行きたいが、スニーカーは1足しかない。4日前に、急いで新しいスニーカーを買った。
風邪をうつされた?
日程的に間に合ったものの、旅行間近になってスニーカーが破れるなんて、やっぱり異人館に行くなというなにかの知らせか? なんて考えてしまう。そんなとき、夫が喉が痛いと言い出し、熱を出し、寝込んでしまった。
私の体調に異常はみられないものの、いつ風邪が発症するか不安にかられていると、なんとなく、私も喉が痛いような気がしてきた。それが旅行予定日の2日前。
ホテルは旅行予定日の10日くらい前にネットで予約をしてあったので、確認してみたら、その日中ならキャンセル料はかからないことがわかった。風邪をひいて行けなくなったらキャンセル料がかかってしまう、とやきもきするのもストレスになる。もし元気に旅行に行けそうだったら、ホテルは当日とることにして、とりあえずキャンセルすることにした。
幸い、風邪が発症することもなく、無事予定していた日に旅行に行けた。異人館と相性が悪いかも、と半分冗談、半分本気でいろいろ考えていて、体調に関して過敏になっていただけだった。
次の記事は、旅行の持ち物について。
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