押入れの右側部分にダンボールがふたつある。上のダンボールには普段履かない靴が入っていて、下には便座が入っている。
なぜ便座が入っているのかというと、うちのアパートはなにもついてないただの洋式トイレなのだが、前の住人が暖房水洗便座をつけ、もともとの普通便座を取り外したようだ。引越しのときにそのまま暖房水洗便座をつけっぱなしにして置いていき、もとの便座が押入れの中に入っていた。
こちらとしても暖房水洗便座はありがたかったので、そのままつけたままで、もとの便座は引越しのときのダンボールに入れて保管している。
前置きが長くなったが、その上のダンボールを久しぶりに開けてみた。入っていたのは下駄1足と、空の靴箱ひとつだった。
以前はいまより多くの靴を持っていた。備え付けの下駄箱に入らない季節外れの靴は、箱に入れて、ダンボールにめいっぱい収納していた。それもいまは下駄と空き箱だけだ。きっと下駄を処分するかどうかなかなか決心がつかなくて、この状態になったんだろうな。
この下駄は20年近く前に浴衣を買ったときにあわせて買ったもの。もうかれこれ10年、いや15年以上履いてないと思う。
保管状態が悪かったのか、先の方に黒ずみがある。これは汚れなのかカビなのか? そして、鼻緒も色褪せ、心なしか黄ばんでいるような・・・
さらに裏側は、もともと安いものだったせいか、小石がたくさん詰まっていて、正直気持ちがよくない。
今後下駄を履く機会もない気がするし、もしあったとしてもこの下駄を履く気にはなれないと思ったので、処分することにした。とは言え、浴衣は処分せず持っている。もしかしたら気まぐれにサンダルと合わせて着るかもしれないし。
あれ、もしかして浴衣ももう必要ないのかもしれない。ん〜、でも今日はそれについて考えるのはやめよう。とりあえず、下駄と空の靴箱を処分して、ダンボールも古紙回収の日に出す。
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