先月の中頃、静岡の大室山に行った。リフトに乗って山の頂上まで行ったのだが、雨でほとんど楽しむことができなかった。
リベンジの機会をうかがっていて、先日の晴れた日に再度出かけることにした。先月行ったばかりなので、電車とバスですいすい目的地まで向かう。天気予報通り晴れていたので、気持ちよくリフトに乗って頂上に着いた。
山頂には遊歩道が設けられているので、ぐるりと1周しながら、特徴的な凹んだ中心部や景色を楽しむことができた。





晴れた日の大室山を体験できて満足した私は、次の目的地である一碧湖にバスで向かった。
一碧湖に着いた頃ちょうどお昼くらいの時間だったので、湖のすぐ近くの「テラスカフェ一碧湖」でお昼を食べることにした。迷った末に注文したのは「金目鯛カレー」。

これが意外によかった(失礼!)。まずサラダのドレッシンングが好みの味で、さらに魚介のだしが感じられるカレーも美味しく、また食べたいと思う味だった(スープはちょっと味が薄かったけれど)。値段もお手頃でお腹も満たしたあとは、さっそく一碧湖を1周することにした。





途中にあったベンチでゆったりなどしつつ、1時間くらいで遊歩道を1周した。晴れている時間が多く寒くもなかったので、のんびりと自然を楽しんだ。海とか湖とか、水って癒される。
しかし、一碧湖から伊東駅までのバスの便が少ない。次のバスまでの時間がかなりあり、さっきカレーを食べたせいで甘いものがほしかったこともあり、もう一度テラスカフェ一碧湖に入ることにした。そこで頼んだのがこちらの一碧湖ソフト。

塩バニラとミルク味のミックスだったかな。青い部分は塩バニラ味なのだけれど、こんなに青くしなくてもいいだろうと思う色使い。正直美味しくなさそう。でも、味はなかなかよかった。ただしけっこうボリュームがあるので、もう少し小さくして値段も安くしてほしいと思った。
店内にあった本を読んで時間をつぶしているうちにバスの時間が近づいてきたので、お店をあとにして伊東駅に向かった。
伊東駅に着いたのが午後3時過ぎ。まだ時間早いので、もう1ヶ所観光することにした。Googleで適当に探したら、「東海館」という観光名所があるらしいのだ。伊東駅から徒歩で10分弱なのでそこに行ってみることにした。
昭和3年に温泉宿として開業した東海館は、いまでは観光・文化施設として一般解放されていて200円で見学できる。伝統的な日本建築で建てられて客室や展望室などが見られる。





建物のすぐ近くに川が流れていて、客室からの景色が素晴らしかった。ぼんやり外を眺めていたい感じ。建物内は薄暗く、タイムスリップしたような気分になる。古い建築に興味がある人は一度訪れてみてもいいかもしれない。
さて、そろそろ帰るとしよう。伊東駅に戻りホームに行くと、なんだか立派な電車が・・・

「黒船電車」と書いてある。これは私のような庶民が乗る電車ではないのだろうな、と思ったのだが、ホームの案内板を見ると、どうやらこれは普通列車で私も乗っていいらしい。どきどきしつつ中に入る。むむっ、やはりこれは普通の列車ではない。


中の半分は一般的な座席で、半分は外が見やすいような角度の座席になっていた。窓も大きくて景色が見やすい。
調べてみると、黒船電車というのは平成16年に下田開港150周年を記念して運転が始まったリゾートトレインなのだそう。通常は普通列車として熱海~伊豆急下田間を運転しているので、乗車券だけで乗車が可能らしく、たまたま私は伊東から熱海に向かう際に、その列車に当たったらしい。
伊東から熱海までの約25分間、平日の夕方だったので、乗っている人もさほど多くなく、楽しませてもらった。
という感じでなかなか有意義な日帰り旅行となった。大室山リベンジもできたし、満足の1日だった。
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