先日スマホを見ていて、広告を間違えてクリックしてしまった。しかし、その広告に偶然心惹かれる観光地が紹介されていた。その場所は静岡の大室山。日帰りで行ける距離だったので、さっそく行ってきた。
大室山とは、伊豆東部火山群の中で最大のスコリア(火山噴出物の一種)丘で、標高は580m。山全体が国指定の天然記念物で、徒歩での登山は禁止されているため、山頂にはリフトで登る。頂上には遊歩道が整備されていて、そこを歩きながら(晴れていれば)美しい景色が楽しめる。

伊東駅からバスに乗り、大室山に向かう。その日の天気は1日曇りだったので安心して出かけたのに、大室山近くのバスが走っている頃からポツポツと雨が降り始めた。バスが到着した午前11時ごろには、小雨状態。

リフトの乗車券売り場には、雨のため視界不良という表示は出ているものの、ここまで来て山頂に向かわないわけにはいかない。もしかしたらそのうち雨が止むかもしれないと期待しつつ、乗車券を買いリフトに乗った。

しかし、期待はむなしく雨はどんどん大粒になり、風まで出てきて、リフトが山頂に着く頃には雨は止むどころか本降りになってきた。山頂について周りを見渡しても霧が立ち込めていて何も見えない。しばらくねばって山の中央のくぼみが少し見えたときに撮った写真がこれ。

雨風がけっこうひどいので、山頂で150円出して買ったかっぱを着て、リフトで麓にむかった。かっぱを着ていても出ている部分に雨が打ちつけてきて濡れるし寒いしで、リフトやロープウェイ大好きな私なのに、早く下ろしてと思うほど辛いリフトだった。
体が冷えたので、リフト乗車口にあったおおむろ軽食堂でお昼を食べることにした。
ここの食事はすべてメインに前菜とお茶、デザートが付くという、観光地には珍しいタイプのお店。私は迷った末、寒かったのでメインにはうどんを頼んだ。



うどんのスープは美味しかったが、麺はかなり幅広で量も少なめで、あまりお腹いっぱいにはならなかった。ただ、前菜の品数が多く、デザートも2種類あり楽しめたのでよかった(税込1,408円)。
お腹を満たして、濡れた髪もかなり乾いてきたので、大室山を後にして熱海に向かった。
熱海編に続く
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