ずっと捨てられずにいた本を古紙回収の日に出した。
パニック障害からの快復
パニック障害関係の本は4冊くらい買ったと思う。まず2冊を手放し、3冊目に手放すことにしたのがこの本。買ってから何度か繰り返して読んで、いまはもう必要ないと判断した。自分でできるリラックス方法などが書いてあるところなど、数ページだけ切り取って処分することにした。
快復した人の経験談がたくさんのっていて勇気づけられる本だった。
いまも混んでる電車などは乗りたくないし、あまりにも車内がギュウギュウの状態だと、降りる駅じゃなくても一旦降りて次の電車に乗ることもある。それでも、一番ひどいときに比べれば電車内でドキドキすることは少なくなったと思う。理由はよくわからないけど。
残るは「わたしもパニック障害だった」という本1冊のみ。
この本はいま売っていないので、なかなか捨てられない。
瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック
当時、テレビでこの芸術祭のことを紹介していて、どうしても行きたくなった。何人かの友だちに、一緒に行かないかと声をかけてみたのだが、みんな「それなに?」って感じだったので、人生初の一人旅をすることになったのだった。
それまでは、「面白いね」とか「美味しいね」とか、共感してくれる人がいないのに、一人旅なんてどこが楽しいのだろうかと思っていた。
でも、実際には一人旅には一人旅のよさがあった。
ある島から出るフェリーの出港時間がせまっていたときのこと。
私は大きな荷物を持って、船の改札付近まで急いで走ってきて船の係のおじさんに「その船に乗りたいんです!」と言った。どうしても乗らなければいけなかったわけではないのだが、その船を逃すと1時間待たなければいけなかったのだ。息を切らせている私を見た別の係のおじさんが、私の代わりに走って切符を買ってきてくれたのだ。代金をおじさんに払って、無事に私はその船に乗ることができた。
友だちがいれば、1人が船の係の人に「急いで切符を買ってくるから待っててください」と言っているあいだに、もう1人が切符を買いにいく、ということができた。
でも、一人だったおかげで、私には、おじさんたちに親切にしてもらった思い出ができた。
そして、一人旅もいいものなんだと思えるようになった。
ちなみに私がどうしても行ってみたかったのが、竹でできたドームみたいなもの。
竹の通路を通り、中に入って寝転んでみたかった。
寝転んで上を見上げた写真がこれ↓
写真だけだと意味不明
当時どうしても行きたいところには行けたのだが、ガイドブックに載っていて、いつか行こうと思っている場所があり、本をずっと捨てられずにいた。もう8年も前の本なのだから、行きたいときには新しい情報がのっているガイドブックを買えばいいのだ。
ずっと捨てようか迷っていたが、やっと捨てる気になった。
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