素敵なミニマリストの方々は、高級なアクセサリーを数点もち、大事にしているのだろう。私は高価なものはまったく持っていない。その代わり、ちまちましたものをいくつか持っている。今回はそれを見直してみた。
ネックレス2点
まず、すぐ処分候補に挙がったのがこの2点。
Y字形のチェーンのネックレス
かなりむかし、Y字形のチェーンネックレスが流行ったことがあった(いまの流行はどうかわからない)。このとき、ネックレスを手作りしてみたくて、第1号として作ったのがこれだ。
まず雑誌やカタログにのっているネックレスの中から好みのデザインを探した。次に、手作りアクセサリーの本を買い、作るための道具(ペンチとやっとこなど)、材料(ビーズやチェーンなど)も揃えた。そして、本を見ながらなんとか作ってみた。
もういつ頃作ったのか覚えてないくらい古いものなので、シルバーのチェーンが黒ずんできた。このままでは到底使えないので、アクセサリーの汚れを取る布で拭いてみた。しかし、チェーンが細か過ぎてとても汚れは取れない。
作った当時は喜んで着けていたと思うが、ここ何年も使っていないので処分することにした。ほかにもいくつか手作りのネックレスがあるので、今度仕事が決まったら、通勤時の洋服に合わせて必要かどうか試してみたいと思う。
ブルーのガラスのネックレス
見るたびに、「なんで私、これ買ったのかな?」と思ってしまうネックレス。パッと見は、グリーンがかったブルーのガラスがきれいなのだが、よく見るとシルバーも混ざっていて、特に自分好みではないデザインなのだ。
たしか、イベントの出店のようなところで見つけて、普段そういうところで買うことは滅多にないのだが、そのときはピンときた気がして買ったのだ。
ガラス素材のものが好きだし、実際に身につけて鏡を見るとシルバーの模様は気になるほどでもない。だが、着けようかと手に取るたびにじっくり見てしまい(きれいなものはよく見たいから)、やっぱりちょっとデザインが気に入らないと思ってしまう。
そんな思いをするくらいなら手放した方がすっきりすると思うので、処分することに決めた。
シルバーリング3点
久しぶりに出してみたシルバーリング、3点。処分するか検討する前に、古い歯ブラシに歯磨き粉をつけて、ブラッシングした。
結果↓
きれいになったところとそうでもないところがあるが、ここから検証を始める。
ムーンストーンのリング
むか〜しむかし、そのむかし、20年以上前に勤めていた職場の上司が、どこか海外に行ったとき、お土産として買ってきてくれたものだ。あれ、違ったかな? 自分で買ったんだったかな? それくらい記憶もあやふやなむかしのもの。
捨てようかな、と何度も捨て候補に挙がりながらも、かわいらしいので捨てられずにいままで持っていた。でも、十年以上身につけてないはず。今回歯磨き粉をつけて磨いてみたけれど、ボールがつながったデザイン部分の黒ずみがどうしてもとれなかった。
いまつけてみると、かわいらしいデザインゆえに、いまの自分にはもはや合っていないこともわかった。
処分決定。
石が3つ並んだピンキーリング
手前のリングは、誕生日に友人にもらったもの。当時は20代後半だったと思う。ということはこれも、はや20年選手。
これも最近つけていない。捨てようかな、と迷いながら、実際に指にはめるとシンプルなデザインがなかなかよいので、やっぱり捨てるのやめようと思うのだ。次の仕事が決まって、そのときの服装に合うかどうかで判断しよう。
保留。
文字入りピンキーリング
これが一番好きなリング。幅が広いので、対比効果でつけると指が繊細に見えますの。ほほほ。
しかし、気になる点もある。リングにある文字「AVOiR DU SUCCES」という言葉だ。
多分、買った当時はまだ若く(20年くらい前?)成功するぞ! という意気込みがあったのかもしれない。だからSUCCESと書かれていても、むしろそれを見て自分を鼓舞することができた。
でも、最近は成功欲みたいなものがない。成功したくないわけじゃないが、野心とか意気込みみたいなものはなくなってしまった。だから、これをつけると「成功だって!あはは」みたいに自分で自分に突っ込みたくなってしまう。
そう、SUCCESはあまりにも直截的過ぎるのだ。
でも、指輪自体は好きだからなー、と処分するかどうか迷い、念のためネットで意味を調べてみた。すると、「AVOiR DU SUCCES」には成功するという意味のほかに、好評を得る、人気がある、もてる、などという意味もあるらしいのだ。
いまさらもてたいわけでもないが、成功という言葉にとらわれなくてもいいんだな、と思い、これも保留というか、また気を取り直して身につけることにした。
結婚指輪もなく、身につけるのはシルバーのピンキーリングや手作りアクセサリーがメイン。こんなカジュアル中年になるとは思っていなかった。この先、上品なマダムになる日はこないかもしれない。
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