私は混んでる電車などに乗るのに緊張することがあり、パニック障害かな、と思った時期があった。だから、パニック障害の本は数冊読んだ。そのなかの1冊、「わたしもパニック障害だった」という本の一部を紹介する。
私はこの本でパニック障害についていろいろ知った。いまは症状も軽いので、捨てようかな、と迷いながらも、絶版になっているようなので、もっている。しばらくはお守り代わりに置いておこうかと思っている。
「思いやりの自己対話(セルフトーク)」
「わたしもパニック障害だった」の著者は、パニック障害を克服するために大事なこととして「思いやりの自己対話(セルフトーク)」をあげている。
「思いやりの自己対話」を学ぶ目的を一部抜粋すると
・自分自身や他の人を力づけ、やる気にさせる。
・困難な状況で自分を落ち着かせる。不安を感じたり、うつ状態になっているとき、自分を安心させて元気づける。
・自分自身や友人に対し、思いやりをもつ。
・自分自身に向かって、恐怖ではなく、力と勇気を高めるように話しかける。
などがある。
例として
「今日は気分がさえないので仕事に行きたくない」と思ったときは
「大丈夫だ。ちょっと疲れているだけで、そのうち元気も出てくるだろう。とりかかってしまえば、きっと気分も良くなる」というふうに転換するわけだ。さらにこう書いている。
完璧に転換できなくてもいいのです。新しい考えをなかなか思いつかないときは、こんなとき親友ならなんと言ってくれるかを想像してみましょう。
私たちは自分自身に思いやりをもつのは苦手かもしれませんが、自分の大事な人を励ますことには慣れていますし、自分を大切に思ってくれる人たちから励ましてもらうこともよくあります。
パニック障害になりやすい性格として、完璧主義な人もとりあげられている。完璧主義ゆえに自分に厳しくなり、ちょっとしたミスでも自分を責めてしまったり、行き詰まりを感じたりして、それがストレスになる。
でも、ミスをしたのが自分ではなくて友人だったら、そのとき自分はともだちにどんな言葉をかけるだろうか。おそらく
「人間なんだからミスすることもあるよ」「私も同じようなことしたことある」
などと、少しでも友人の気分を軽くするような言葉を選ぶと思う。思いやりの自己対話とは、そういう言葉を自分にかけることなのだ。
日本には「謙虚」とか「謙遜」という言葉があるので、自分のことはついついおろそかにしがちだが、自分にも思いやりをもって接することが重要なのだ。これはなにもパニック障害の人だけに限らず、みんなに大事なことではないかと思う。
自分が、自分自身のいちばんの親友にならなくてはなりません。
改めて「わたしもパニック障害だった」を読んだらこう書いてあった。
あなた自身が、自分を気分良くさせる人間にならなければいけません。初めは難しいと感じるかもしれませんが、がっかりしないでください。訓練を続けてください。何事も訓練があってこそ、進歩するのです。
自分を認めて励まし、理解者になる。自分と仲良くなる。慣れていないと難しいが、これは大事なことなのだ。きっと、知らず知らずにこれをやっている人は自己肯定感が高いのではないだろうか。
この本を買ってからかなりの年数がたつのに、「思いやりの自己対話」については、ときどき思い出すだけで、あまり実践できていなかった。今回、ページをめくってみて思い出したので、しばらくやってみたいと思う。
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