ぬか漬けをはじめて2年近くがたった。
一時は捨てようかと思ったこともあった。
そんな出来事も乗り越えて、いまはすごく適当に、気軽にぬか漬けを続けている。いまの私のぬか漬け生活はというと、基本、冷蔵庫で保管している。
毎日なにかを漬けているわけではないので、混ぜずに数日放置するのはよくあること。
最近よく漬けるのは大根。少し干した大根を漬けるやり方が気に入っている。干すと言っても、面倒なことではない。皮をむき、4つに縦に切ったらお皿に乗せて台所のテーブルに放置。私の住まいはいまの時期すごく乾燥しているので、数日たつと大根の水分が抜けて少ししぼんでくる。

大根を干している数日の間に、一度ぬか床をよくかき混ぜておく。大根の水分がいい感じに抜けたら、塩を少し刷り込んで、よくかき混ぜたぬか床に入れる。
冬場のいまなら朝つけて台所に保管して夜、ぬか床から出す。

なぜ干した大根を漬けるのが気に入っているかというと、ひとつにはぬか床が水っぽくなりにくいということがある。そしてもうひとつの理由は、水分が抜けた大根の方が美味しいぬか漬けが出来るような気がするからだ。ま、部屋が乾燥しているいまの時期しかやらないけどもね。
さて、大根を出してぬか床だけになった中身はよくかき混ぜて冷蔵庫に戻す。1週間くらいは冷蔵庫に入れたまま、なにもしなくても平気っぽい。そう言えば最近ほったらかしかも、と思い出したらよく混ぜてまた冷蔵庫に戻すという適当さ。
ぬか床が水っぽいと思ったらキッチンペーパーで余分な水分を取り、ぬか漬けの味が薄いかもと思ったら適当に塩を加える。うまみが足りないような気がしたら、出し昆布を細かく切ったものや唐辛子を入れる。ぬか床が少なくなったと思ったらぬかと塩を加える。
という感じで、なんとなく適当に続けられるようになった。
最初は冷蔵庫保管が邪道なようで台所で保管していたけれど、それはマメでないと向いていない。冷蔵庫保管なら数日ほったらかしでも、ときどきかき混ぜさえすれば大丈夫。こんな感じで気合を入れることなく、ぬか漬け生活を送っている。
ぬか漬けは、納豆が好きではない私が日々食べられる大事な発酵食品だ。
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