【我が家は無事引っ越せるのか?】12:住宅ローン先を決めるまでがまた大変だった

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引越し(イラスト)

とうとうマンションを買うことに決めて、申し込みをした。手付金も払ったし、後戻りはできない。ただし、住宅ローンを借りられない場合に限り、キャンセルとなり手付金が戻ってくる(物件の関連銀行が住宅ローンを通さないわけがないので、それはありえないけれど)。

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優遇金利ってなに?

物件購入の申し込みをしたあと、物件の担当者Tさんが、関連するS銀行で住宅ローンを借りる場合の利率を教えてくれた。それは銀行のホームページや価格.comで見た利率より高い数字だったので、理由を聞いたところ、そういうところには一番条件がいい場合の利率が書いてあるのだという。

銀行によって違うらしいが、公務員だったり、大手の会社に長期間勤務していると優遇されるなど、いろいろな条件により適用金利が違うらしいのだ。夫の場合は名もなき中小企業に務めるサラリーマンなので、S銀行の金利は優遇されない一般的なものになるらしい。

また、仮審査を通過しても、実際借りる場合の金利は本審査後でないとわからないので、安いところで借りたいならば、いくつか本審査を通過させて、その結果を見比べるしかないのだ。

本審査に申し込む

物件関連のS銀行は、金利が安いわけでも、団信保険が魅力的なわけでもないので、そこからまた3つの銀行の住宅ローンの仮審査に申し込んだ。S銀行のときと同じように30年ローンで申し込んだらすべて難なく通過した。

仮審査を通過している銀行は全部で4つ。

  • S銀行(物件の関連銀行で、優遇されないため金利はそれほど低くないことがわかっている)
  • U銀行(優遇金利の場合は低いが、うちの場合はおそらく優遇されないので、S銀行と同じくらいだと予想される)
  • J銀行(ネット銀行で、優遇された場合の金利はかなり低め。団信の内容も魅力的)
  • SN銀行(ネット銀行で、最低金利は他行よりやや高めだが、団信の内容は魅力あり)

ネット情報によると、仮審査と違って本審査は銀行側も本気なので時間がかかる。そして、本審査に申し込んだという情報は銀行内で共有されるため、あまり数多くの銀行に申し込むと心象がよくないらしい。多くても3つか4つくらいにするのが無難とのこと。

そこで、4つの銀行の中から、もっとも金利が低そうで、なおかつ団信保険も魅力的なJ銀行の本審査にまず申し込んだ。ところが、ネットで申し込んでから半日くらいであっさり、審査に落ちたとの連絡が来た。

審査に落ちた原因は?

落ちた原因は想像するしかないが、夫の問題というより、物件の問題ではないかと思われた。購入希望のマンションは築30年を超えているので、住宅資金を貸すだけの資産価値がないと思われたのではないか、と思うのだ。そうでないと、そんなに短時間で審査結果が出るのがおかしい気がする。落ちた理由は教えてもらえないので、こればかりは推測でしかないのだが。

低金利で借りられるかもと予想していたJ銀行の本審査に落ちてがっくりしていたところ、夫がネットでいい情報をつかんだ。

優遇金利がないタイプの住宅ローン

最低金利はほかよりやや高いものの、団信保険が魅力的だと考えていたSN銀行は、本審査を通過すると、誰でも一律の金利で借りられるというのだ。その分、審査が少し厳しいらしいが、もし審査に通れば物件関連のS銀行より低い金利で借りることができる。そこで、SN銀行本審査に申し込んだ。

そして、ドキドキしながら審査の結果を待つこと数日、無事審査を通過したと知らせがあった。ここで2人とも大喜び!

なにが幸いするかわからない

あとになって思い返すと、最初に申し込んだA銀行の審査に通っていたら、SN銀行のことを候補に入れていなかったかもしれない。仮審査に落ちたことで、いろんな銀行のローンを調べて最終的にSN銀行にまでたどり着いたのだ。結果的に私たちにとって、一番いい金利で借りられて、団信の内容も納得できる銀行ローンに決まってラッキーだったと思う。

ちなみにSN銀行の団信保険は、がんと診断確定時に住宅ローン残高の50%を保障するというものが上乗せ金利なしでついている。これはありがたい。さらに、上乗せ金利0.1%で、がんと診断確定時に住宅ローン残高の100%+100万円を保障というものもあったのだけど、夫の方はがん家系ではないので、上乗せ金利なしの保証にした。

仮審査の申し込みからいろいろなことがあったけれど、最終的に自分たちにとって一番いい銀行の住宅ローンが借りられることになって本当に良かった。

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