
今後の参考のために見るだけと思いながら、築年数30年越えの古いマンションを見せてもらったら、2人とも気に入ってしまった。
ひとまず交渉権を得るための書類にサインはしたものの、本当の申し込みはまだしていない。物件を担当している不動産会社のTさんが言うには、手付金を持って1週間後に正式な申し込みをしにきてほしいとのこと。
また、そのときまでに銀行に住宅ローンの申し込みをして、仮審査を通っている状態で来てほしいという。現金で一括購入するのでなければ、住宅ローンが借りられなければ、マンションを買うことができないからだ。
ちなみにそのTさんの不動産会社には系列の銀行があるので、その銀行の住宅ローンに申請すれば、過去に金銭面での問題がない限り仮審査は通る、というか通すので、まずはその銀行の住宅ローンの仮審査の申し込みをしてほしいという。
最終的にお金を借りるのはほかの銀行からでもかまわないので、とにかく住宅ローンの仮審査に通っていないとお話にならないらしい。
仮審査が通って手付金を支払ったら、もうあと戻りはできない(厳密には数十万円の手付金を無駄にすればキャンセルはできるけれども)。なので、そこから毎日私と夫の話し合いの日々が始まった。
何と言っても築年数が古いマンション。一生住めるのなら問題はないが、私たちが80歳、90歳になったときまで果たして住み続けられるのか。もし、そうでないとしたらどこかの時点で住み変えるのか。そのとき古いマンションは売れるのか。
将来が不安なマンションを買うくらいなら、適当な賃貸物件に住んで貯金を貯めて、仕事を引退後に小さな家かマンションを買った方がいいのではないか。などなど。
話し合いと同時に、住宅ローンの仮審査に申し込まなければならない。最初な不動産会社の関連銀行の住宅ローンでいいと思っていたのだが、それ用のアプリが使いづらく、ほかの住宅ローンも軽く調べることにした。
価格.comで比べてみると、銀行によって利率が違うのはもちろんのこと、住宅ローンとセットで加入する団体信用生命保険の内容もそれぞれ違う。団体信用生命保険とは団信と呼ばれるもので、ローンの契約者が死亡したりがんなどの病気になった場合に、残りのローンを全額または一部支払う義務がなくなる保険のこと。
住宅ローンを選ぶときには、利率ももちろんだけれど、この団信の内容をよく調べることも重要らしい。各銀行でかなり内容が違うので、自分たちに合った団信をみつけなければ。
築年数の古い中古マンションを買うかどうかの結論が出ないまま、住宅ローンのことも検討しなければならない。とにかく1週間後の申し込みは無理なので、2週間後にしてもらうことにした。
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