ミニマリストとして修行不足 Google当選詐欺にあう

 

恥ずかし過ぎて書くのを迷ったが

Googleを装ったフィッシング詐欺にまんまとやられた。

 

 

Googleユーザーのあなた、おめでとうございます

今日、Googleのページを見ていたら

 

Googleユーザーのあなた、おめでとうございます

Googleギフトが当選しました

 

みたいなページが出てきて驚いた。

1日10名に無作為で当たるのだと。

 

商品は、iPhoneとiPad Air、あとよくわからないけどネットで映画が見られるような13,000円分くらいのカード。

 

えっ、嘘でしょ? 当たったの? とは思ったものの、2分だか3分以内にGoogleに関するクイズに答えないと、権利がほかの人に移ってしまうと書いてある。

 

画面上にはタイマーによるカウントダウンがあり、急かされる。

とりあえずGoogleについてネットで調べて答えを送信した。

 

なんとか時間内にクイズに答え安心すると、次は3つの商品の中から好きなものを選ぶことになる。

リアリティを出すためか、当たった人のコメントなどものっている。

 

iPhoneとiPad Airはもうほかの人が希望していてカードしか選べない状態。

まあもらえるんだからいいか、と思い、それを選ぶと、次は名前とクレジットカードの入力画面が出た。

 

入力画面の脇にはなぜカードの入力が必要なのかという理由が書いてある。

 

普通だったらその時点で、その記載についてよく読んだり、怪しいと思うはず。

ところが私は疑わなかった。

それには理由がある。

 

カード番号の入力について不思議に思わなかった理由

私は前日、GoogleAdWordsキーワードプランナーについてネットで調べていた。

そして、キーワードプランナーを使うと便利と書いてある記事を見つけ、無料で使えるのなら、とりあえずやってみようと思ったのだ。

 

しかし無料でキーワードプランナーを使うには準備が必要で、ざっくり書くと

 

  1. キーワードプランナーを使うためにはGoogleAdWordsに登録が必要
  2. GoogleAdWordsとはGoogleで検索したときに表示される広告で、まずはその広告キャンペーンの設定をする(実際には広告は出さない)
  3. 広告を出すための支払い情報を入力する
  4. 広告料金を発生させないように広告キャンペーンを一時停止する
  5. 無料でキーワードプランナーが使える

 

という流れらしい。

 

3番の支払い情報を入力するというところで振込やカードなどの中から支払い方法を選ぶのだが、カードを選んだ場合はクレジットカードの番号を入れなくてはならない。

私は、このあたりで面倒になった。

そこまでしてキーワードプランナーを使わなくてもいいや、と思い直し、結局GoogleAdWordsに登録することをやめた。

 

だが、この時点で

支払いが発生しなくてもクレジットカード番号を入力する場合もあるんだな

と思った。

 

この前日の一件もあり、なぜカードの入力が必要なのかという理由についてよく読むこともせず、怪しいとも思わなかったのだ。

 

その代わり

○○を購読するために会員登録するので、○日以内に登録をキャンセルしない場合は料金が発生する

というような趣旨の文章を見つけた。

 

この文章を読んだ私は

 

映画を見るために最初だけ登録をしないといけないんだな。

ほかのサイトでもありがちな、トライアル期間内に解除すれば無料で済むが

解除しないとそこからは有料になるよ、ということか。

忘れずにすぐに解除しよう。

 

と考えた。

 

そして、名前とカード番号を入力してしまった。

 

さらに言い訳を追加すると、この詐欺ページが出てきたとき、たまたまGoogle AnalyticsというGoogleによる解析ページを見ていたのだ。

 

関係ないページを見ていて突然プレゼントのページが出てきたら怪しいと思う気がするが、Googleのページを見ているさなかにGoogleからのプレゼントページが出てきたのだから

ま                ったく

ぜん               っぜん、疑わなかったのだ。

 

もちろん誰のせいでもない。

もらえるものはもらおうという、自分の欲深さ、浅ましさが招いたミスだ。

 

カード番号を入力したものの・・・

番号を入れたのになぜかエラーが出てくる。
どこか入力の仕方が悪いのかと思い、グーグルギフトについてネットで検索してみた。
そしたら、それは詐欺だから気をつけて! という記事がたくさん出てきて驚いたというわけだ。
いや〜、本当に恥ずかしい。
ただ、恥ずかしがってばかりはいられない。それらの記事を読んでみると、カード悪用を防ぐために、まずはカード会社に連絡しろと書いてある。

カード会社に連絡しなければ!

まずカードの裏面に書いてある連絡先に電話したのだが、なかなかつながらない。

電話をつなげたままにして、さらにネットで調べていると、緊急用の番号を調べてすぐカードを止めてもらう方がいい、というような記事も見つけた。

 

たしかに、インフォメーションに電話がつながるのを待ってる間に私のクレジット番号でなにかされてるのではないかと思うと気がきでない。

 

そこでネットで盗難や紛失用の緊急用電話番号を調べてかけてみた。

さすがに緊急用の電話なので、あまり待つこともなくオペレーターの人と話すことができた。

 

盗難や紛失ではないが、ネットの詐欺のページにカード番号を入力してしまったということを話すと、もしいまのカードを持っていることが不安で新しいカードを発行するのであれば手続きをするが、状況を把握して相談したいということであれば、インフォメーションのほうにかけ直してほしいと(ちょっと冷たく感じられる口調で)言われた。

 

再度インフォメーションに電話をすると、しばらく待ってやっとつながった。

オペレーターさんに詐欺サイトにカード番号を入力した旨話すと、すぐに調べてくれて、今日のところはカードでの決済はないと教えてくれた。

 

よかったー。と、ここでひとまず安心。

 

さらに、今後のことも考えて、いまのカードはすぐに利用停止にして新しい番号でカードを発行した方がよいのではないか、と提案されたのでそうしてもらうことにした。

また、カードの請求書がきたときに覚えのない明細があったら連絡してくれとのこと。

その場合、カード会社側で補償してくれるかどうかは状況によるということだったが、とりあえずカードの利用停止はしたので大丈夫かな、と思っている。

 

あとは、カードが届き次第、決済にしているネット料金などの支払いについて、カード番号変更の手続きをしなければならない。

 

まだまだ修行が足りぬ

若い頃キャッチセールスにあい、今日中なら割引でこの金額で購入いただけますよという言葉に乗せられてダイエット食品を買ったことがあった。

当然、効き目はなかった。

 

すぐに買わずにいったん落ち着いて考えると、熱が冷めて買わなくていいやと思う人が多いのだと思う。

だから売る側は、今日、いまなら、すぐに! という言葉を使うのだろう。

 

いくつかの経験を重ねて、今日だけ、いまなら と言われた場合、むしろ買わない選択をするようになっていたのに、この年齢になってまんまとやられた。

 

えっ、○分以内に答えないとせっかくのプレゼントもらえないの? と思って焦ったのだ。

損する! と思ったのだ。

 

「損」というのは「ミニマリスト」の対義語くらいの言葉。

損を恐れず、自分にとってちょうどいい分量のもので暮らすのがミニマリストなのに。

まだまだ修行が足りないわー。

 

いやーしかし、こんな詐欺ページがあるなんてね、まったく知らなかった。

しかも自分がこんな詐欺に引っかかるとは。

「まさか自分が!?」ってやつだ。

 

まあ、これから気をつけるしかない。

 

夫にはとてもこの話はできない。

ぜったい 馬鹿じゃないの!? って言われるわー。

 

 

とにかく、みなさまもお気をつけ下さい。

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