お気に入りだけどもう着ない、もう着ないけどお気に入りで捨てられない。
ブログで【捨て報告】を少しずつ書いているせいか、そんな洋服をやっと処分する気になった。
お気に入りだった黒のトップスと、それに合わせるためだけのグレーのスカートを処分することにした。
左肩だけちょっとだけ出る、少し変わったデザインのトップス。薄手で少し透け感がある。素材は綿100%なので着心地もよく、お気に入りだった。
ただ、胸の下に切り替えがあるAラインなので、短めのスカートかパンツしか合わない(と、ファッションセンスのない私は思っている)。
パンツは普段ほとんどはかないし、ミニスカートはさすがに卒業した。それに、肩出しファッションはもうする気になれない。つまり、お気に入りでももう着る機会がない。
わかっていたことなのにここ数年、捨てきれずに取っておいた。このグレーのミニスカートはまったくはかないので捨てたかったのだが、このトップスのために取っておいたのだ。そうだ、記事を書いていて思い出したが、この透け感のあるトップスのためだけに持っている黒のキャミソールもあったのだ。それも処分しよう。
人間には執着があるし、過去の自分のイメージがなかなか捨てられない。前髪を巻いて立たせている人や、60代くらいでブルーのアイシャドウをぬっている人を見るとそう思う。
もちろん私もそう。もう50歳に近いというのに、いつまでたっても気分は27歳(か、せいぜい35歳)くらいなのだ。冷静に考えればいまの自分がこの格好をしたらおかしいとわかっているのに、その事実を受け入れたくないのかもしれない。
いいかげん昔のイメージは捨てていまの自分と向き合いたい。そう、むかしの自分に似合っていたものはもういらない。いまの自分にあうものを探さなければいけない。あ〜、でもそれってすごく面倒。
面倒だとすぐユニクロに頼ってしまう。
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