金子國義のポストカード
画集や絵はがきの整理を少しずつやっている。今日はそれについて。
画集の整理
絵やイラストが好きで、ごくたまに画集や写真集などを買うのだが、それも少しずつ処分している。
何度か見て、さらに年月を経て、その画集のなかで残しておきたいものが数ページになった場合、そのページのみ切り取り、クリアファイルに入れる。
ファイルに入っているのは、ポール・デルヴォーの展覧会図録の一部。
ジュール・べルヌの本を読んでしばらくしてから、その本の中に出てくる学者オットー・リーデンブロックを描いたデルヴォーの絵を知った。美しい女性と、何かを一心に覗き込む学者が1枚の絵に描き込まれていて、当時なぜだかものすごくひかれた。
いまはその熱もやや冷めたので、数ページを残して図録は処分した。
切り取った絵や写真を入れたクリアファイルをしばらくして見返すと、そのなかからさらにこれはもういらないというものが出てくる。
パッと捨てられないものはこうやって少しずつ処分している。
絵はがきの整理
絵はがきも以前はたくさん持っていた。人に出すためのものではなく、自分が見て楽しむためのものだ。展覧会に行くたびに数枚ずつ買い、さらに無料のアートカードなどももらってきて、葉書ホルダーの中いっぱいに持っていた。
それらの葉書もよく吟味して、趣味が変わって興味をひかれなくなったものや、なんとなく持っていたものは思い切って処分した。
両表にして80枚入る葉書ホルダーだが、いまでは14枚しか入っていないので、ファイルがたっぷりあまっている。
上下左右を少し切っても差し支えない絵はがきは、カットして写真立てに入れトイレに置いている(中に入っているのは金子國義のポストカード)。トイレの棚は小さいので、ポストカード立てだと大きすぎるのでL判の写真立てがちょうどいい。
絵はがきもホルダーに入れていてもなかなか目にする機会がないので、なるべく活用して、見飽きるくらい見たらそのときは処分したい。
今回処分しなかった本
女性も猫も魅力的な藤田嗣治の「猫の本」。この画集も処分しようかと思い、どのページを切り取ろうかと丁寧に見てみた。そしたら、意外といままできちんと見ていなかったことがわかった。
いま見てもいい絵がたくさんのっていたのだ。これはまだ捨てずに置くことにする。
危ない危ない。なんでもかんでも捨てりゃいいってもんじゃない。かわいい猫たち、たっぷり楽しまなきゃ。
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